陸 海 空 未開の地

交通公共機関を利用した、国内一人旅の記録です。

稚内(宗谷岬・ノシャップ岬)

 旅のきっかけ

礼文島まで行ったので、せっかくなので、日本最北端の宗谷岬に立ち寄りました。とは行っても、あの△モニュメント以外に何があるわけでもなく、バスの本数もそんなに多くないので(2,3時間に1本)、他に何かないかなと探したところ、稚内商工会議所のサイトに「稚内フットパス」というウォーキングコースを見つけました。

フットパスとは、イギリスが発祥で“自然や街並みなど昔からあるありのままの風景を、楽しみながら歩くこと【Foot】ができる小径(こみち)【Path】”ことだそうです。宗谷丘陵を4時間かけて歩く「宗谷丘陵コース」に挑戦することにしました。

www.wakkanai-cci.or.jp

 

 宗谷岬

稚内駅から始発5時45分発のバスで宗谷岬へ向かいました。

5時30分には、チケット売り場が開くので、お得な記念乗車券(往復2,500円)を購入しました。(稚内駅前ターミナル⇔バス停「宗谷岬」間は片道1,390円)

宗谷岬には、6時35分到着です。

残念ながら、サハリンを望むことはできませんでした。

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 フットパス

 

7時出発です。宗谷丘陵から宗谷岬を望む風景です。ここからひたすら宗谷丘陵を歩きます。

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牧草地帯が続きます。途中で牛とかも見られますが、基本的に牧草地帯が続きます。

他には何もありません。日陰やベンチもありません。

この日は良い天気だったので、日差しに参りました。

牧場のアイスクリーム屋がないのはもちろん,自販機一切ありません。準備は万全にした方が良いでしょう。

7時30分 風車が見えてきます。

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歩き続けます。

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8時5分牧草地帯です。

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地図上は丸山となっていたので、木々の生い茂る山をイメージしていましたが、防衛省の施設みたいです。日差しを遮るものは何もありません。

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8時20分。風車が近づきます。

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8時55分 白い貝殻を敷き詰めた道に到着。白くてまぶしいです。日陰はありません。

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9時10分。海が見えてきます。晴れていると、ここから利尻富士を望めるそうです。

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 9時30分にはゴールしました。4時間コースを2時間30分でゴールです。

まあ、熱くて、まぶしくて、飲み物ののこりが心配で、ひたすら歩いた結果です。

次のバスまで1時間近くあったので、厳島神社をお参りしたりして、のんびりすごしました。

 

 ノシャップ岬

稚内の街まで戻ってから、ノシャップ岬までバスで向かいました。

のさっぷかと思っていたら、ノシャップです。ノシャップは稚内の先。納沙布は根室の先。勉強になります。ここに来て本格的に晴れてきました。

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鹿、発見。

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 稚内温泉

ノシャップ岬からバスに乗り、数分のところにある稚内温泉へ立ち寄りました。

ここのお湯は無色ですが、かすかに石油のにおいがしました。

稚内市の南側の豊浦町にある豊富温泉は、石油が混じった温泉として有名で、アトピーに効果があることで知られているそうですので、こちらの温泉も、多少は混じっているんでしょうか?

onsen-domu.com

またバスで稚内市内へ戻りました。途中、バスの車窓から、利尻富士を望むことができました。今回の旅で最後にようやく利尻富士に出会えました。f:id:cynchroniciteen:20181005225231j:plain

 

 まとめ

宗谷丘陵の牧場の牛たちは、とてもよい体をしていました。食べずに帰郷したことが。悔やまれます。

宗谷岬だけだったら「最北端に行きました」で終わっていましたが、宗谷丘陵をひたすら歩き続けたことで、最北端の丘陵の思い出が残りました。

やはり、旅は、メジャースポットだけを巡るのではなく、自分の足で歩いて、その課程を楽しまなくとも、経験することで、記憶に刻まれるのだなとおもいます。