陸 海 空 未開の地

交通公共機関を利用した、国内一人旅の記録です。

礼文島(岬めぐりコース)

旅のきっかけ

 どこか島に行きたい。真っ先に思い浮かぶのは、利尻昆布の利尻、あと、利尻か礼文か、奥尻島も聞いたことあるな。ってところから調べ、礼文島にたどり着き、「スコトン岬」が気になり始め、礼文島に決定しました。

 

札幌~稚内

 都市間バス稚内号 1日6便、夜行もあります。予約が必要です。

運  賃:片道6,200円 往復11,300円

所要時間:6時間程度

札幌の乗り場は、大通りバスセンター。

間違えてバスターミナルへ行ってしまい慌ててしまいました。

バス会社によって違うんですね。気をつけましょう。

 

今回は、23時発→5時30分 稚内フェリーターミナル着に乗車しました。

 

稚内フェリーターミナル~礼文島

 夜行バスは5時25分にフェリーターミナル到着しました。

フェリーターミナルはすでに開いているので、きれいなお手洗いで洗顔などできます。

チケット売り場は5時30分にオープンです。

始発のフェリーは6時20分発 礼文島8時15分着を購入し、2Fのフェリー乗り場へ向かいました。ちなみに、1Fのお土産屋も6時頃にはオープンしていたと思います。

この時間でも、すでに観光バスのお客さんがフェリー乗車口に列を作っていました。

乗船料:二等船室2,470円

二等だと、座敷か甲板のベンチ席となります。

事前に並ばなかったので、ようやく隅のスペースを確保し、横になってしばしお休みしました。

 

香深周辺

フェリーの到着にちょうど良いタイミングで、半日コースの定期観光バスがあるのですが、せっかく来たので島を歩きたいと思い、観光協会のHPにあるトレッキングコースの「岬めぐりコース」に挑戦することにしました。

スタートはスコトン岬。スコトン岬までは、路線バスが1日5便、6月~8月はシャトルバスが9時25分に出発です。

1時間ほど、深草周辺のお土産屋さん、厳島神社、郷土資料館を回りました。

郷土資料館では、縄文後期の遺跡から発掘された、貝のアクセサリーや翡翠。また、マッコウクジラの歯から作った「礼文島の女神像」に驚かされました。この女神像は本当に美しかった。あと、船泊遺跡から骨が出土した約3800年前の縄文人の女性の顔を復元した像を制作した模型もあり、こちらはちょっときつかったです。

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岬めぐりコース

9時25分のシャトルバスで10時13分スコトン岬到着です。

最終フェリーが17時5分なので、16時54分フェリーターミナル到着のバスに間に合うようなペースでトレッキングする計画です。

 

島全体だと、左上のみを散策。

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拡大するとこんな感じ。

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 ①スコトン岬

スコトン岬到着。あいにくの曇りです。

スコトン岬は礼文島最北端の地で、正面には無人のトド島が浮かび、晴れた日には遠くサハリンを望むことができます。」の文句にひかれてきたのですが、正面のトド島すら見えませんでした。残念。

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気を取り直して、売店で生ウニとトド肉まんをいただきました。ウニ、最高!。 

天気も悪いので、先を急ぎ、出発です。10時40分くらいには出発し、しばらく歩き、スコトン岬を振り返ると、こんな感じです。

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②ゴロタ 岬

11時45分。ゴロタ岬到着です。なんも見えん。

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かなり山道を登ったので、海からはだいぶ高いところにある岬です。波音が聞こえますが、霧で海は見えません。ほんと、なんも見えませんでした。

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この先、本当に霧がすごくって、5m位先しか見えなくなり、山道も草が生い茂り、一瞬道に迷ったかと思うくらいでした。そのまま歩き続け、なんとか③ゴロタ浜へ到着です。ほっとしました。

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そのまま浜を進むと④鉄府(てっぷ)という集落に到着します。12時45分くらいかな。

集落を突き抜け、地図だとまもなく澄海岬かな、とおもっていたのですが、ここで一山越えることになります。

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 ⑤澄海(スカイ)岬

13時20分澄海岬到着です。全くスカイ感ありません。

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 売店で、トド串をいただきました。

礼文はトドを食べる習慣があるそうです。これは、利尻、稚内にはない習慣だそうです。お味は、見たままといいますか、なんといいますか。

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 ⑥

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 浜中

13時50分位に澄海岬を出発し、浜中までむかいます。途中レブンアツモリ草群生地があるのですが、シーズンは6月。今回はシーズンオフなので、また今度。

14時40分くらいには、浜中のバス停に到着しました。

少し早いので、船泊の喫茶店まで歩きました。途中、海岸で貝拾いなどしつつ。すこし晴れてきました。

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 船泊の「お休み処 談」でコーヒータイム。マスターや他のお客さんとの礼文談義を楽しみました。

礼文派人間の、利尻Disがおもしろいです。

 

 おまけ

利尻昆布

利尻昆布の定義は「松前半島の白神岬から宗谷海峡を経て、知床岬まで広く分布します。主産地は稚内市利尻島礼文島」です。

つまり、利尻でとれるから利尻昆布ではなく、単なるブランド名なのです。京都の料理人に使われるようになり、一気に知名度とブランド力を得たのです。

礼文のの人からすると、いいところ全部利尻にもっていかれたような気持ちなのではないでしょうか。

礼文の水

礼文の地図を見るとダムがありません。大きな島でもないのでどうやって水確保しているのか疑問に思い、下記サイトを見つけました。

http://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/square/kitanosima/pdf/rebun2011_12.pdf#search=%27%E7%A4%BC%E6%96%87+%E6%B0%B4%27

③船泊遺跡

こんな北の島の北に縄文時代から人が住んでいたなんて。海の幸、豊富な水に恵まれていたのでしょうか。

 

 まとめ

礼文にきてよかったな、と思いました。

今回は、この後稚内に一泊したのですが、夜行便で帰れば、札幌から0泊3日で礼文まで来れるのです!

来年は、レブンアツモリ草のシーズンに再度訪れたいです。