陸 海 空 未開の地

交通公共機関を利用した、国内一人旅の記録です。

霧多布岬(HOKKAIDO LOVE6日間周遊パス_1日目)

HOKKAIDO LOVE6日間周遊パスを使って、鉄道で北海道を回ってきました。

 

 

HOKKAIDO LOVE6日間周遊パス

名前のとおり、JR北海道の鉄道とバス(一部を除く)が6日間乗り放題になるパスです。

補助金が適用され、半額の12,000円と格安。しかも、特急電車にも乗れるし、4回まで指定席へ乗車可能という安さです。

 

霧多布岬

釧路市根室市の中間に位置する浜中町にあります。地名の由来はアイヌ語の「茅を刈る場所」を意味する「キータップ」に、漢字を当てたそうです。霧がたくさん出るからではないんですね。

 

札幌~浜中

事前に券売機で指定券を押さえていたので、フリーきっぷで改札しホームへ。

札幌6:48分発(JR特急おおぞら1号)→釧路10:58着

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平日ということもあり、指定席は2割程度の乗車率。車掌さんがまわってきますが、事前購入の場合は、指定券を見せる必要はありませんでした。

停車駅は、新札幌・南千歳・追分・新夕張トマム新得・帯広・池田。ひたすら緑の大地を進む感じです。

釧路11:12発(JR快速ノサップ)→浜中11:24着

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 釧路で根室行き列車へ乗り換えです。乗り換え時間はありますが、根室行きが1両編成のため、まっすぐ隣のホームへ移動し、海側の席を確保しました。

こちらは、8割以上の乗車率です。

 

浜中~霧多布

浜中は、ルパン三世の作者であるモンキーパンチ氏の出身地ということもあり、ルパン推しです。

(釧路バス浜中線)浜中駅12:30発~霧多布温泉ゆうゆ12:47着

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駅前から釧路バス浜中線が走っていて、霧多布岬までバスで向かいます。運賃は580円でした。

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浜中駅を出発するとしばらく森の中を走り、海岸に出ます。海岸線をしばらく走ると、霧多布岬が見えてきます。遠くから見ると、島のように見えます。

霧多布岬へは、大きな橋を渡るのですが、平地部分には村役場などがあり、村の中心地となっています。しかし、霧多布岬のほとんどは高台です。

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終点の霧多布温泉ゆうゆで下車しました。最初、バス停から南の方へ向かう道を歩き始めましたが、地図で見ると、目指している霧多布岬へは遠回りになることに気付き、バス停まで戻り、さらに、1つ前の停留所まで戻ることになりました。

どうやら、霧多布には、東側にある湯沸岬と西側にあるアゼチ岬の2つがあります。一般的に霧多布岬とよばれているのは湯沸岬の方で、まずはこちらへ向かうことにしました。

湯沸岬(霧多布岬)

ゆゆから湯沸岬へは歩くと約30分の予定。

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昆布を干している風景が広がります。

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霧多布岬の真ん中あたりの光景。湯沸岬とアゼチ岬の間には谷があります。

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馬が数頭放牧されています。

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牧草地帯を歩いてきます。

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湯沸岬の手前には、展望台があるので立ち寄りました。

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根室方面の海。青いです。

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湯沸岬方面の海は曇り空で、霧につつまれています。

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カラスと霧多布岬。

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展望台はこんな感じ。

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展望台を出発し歩き進めると、霧多布岬キャンプ場が見えてきます。

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車のよこにタープ張ってくつろいでいる人とかいて、うらやましかった。

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キャンプ場の先に、霧多布灯台へ向かう入口があります。ここまで45分くらいで到着です。

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岬の先へ向かって歩く感じが好きです。

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岬の先端の方は霧が立ちこめています。

霧多布灯台がゴールかと思っていたのですが、その先まで進めます。

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どこまで行けるのかドキドキしながら岬の道を歩きます。

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だんだん、先端が見えてきます。

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岬感がいいです。

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まだまだ先に進めます。

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先端が見えました。

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小島には海鳥が集まっています。

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ラッコがいるそうですが、肉眼では見つけることができませんでした。

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実によい岬でした。


アゼチの岬

 アゼチの岬へは今来た道を途中まで戻って、そこから西へ向かいます。

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湯沸岬から、岬が見えますが、これはアゼチ岬ではありません。さらに先に向かうのです。

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岬から離れると、青空が広がっています。

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途中で曲がって、下り坂を進みます。霧多布岬中央部の谷の方へ向かいます。

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湯沸神社です。

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漁港を横に見ながらすすみます。

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先ほど行ってきた湯沸岬も見ることができます。

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このあたりも昆布を干す光景が多く見られます。

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再び上り坂。 

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バス停の近くに、散策路の入口(写真左上)があったのですが、ここまで続いていたようです。ただ、足元は草が覆っているので、登山用の装備が必要そうです。

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牧草地帯。その先は海。

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岬の牧草地帯です。

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牛にカメラを向けると、みんなこっちを見てくれます。立派な乳牛ですね。

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アゼチ岬到着です。湯沸岬から約1時間かかりました。

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手前に見えるのは、小島。その向こうに見えるのは嶮暮帰島(けんぼっきとう)という無人島です。翌日、無人島探索ツアーに参加して、嶮暮帰島へ行く予定。

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アゼチ岬は西向きで、日の入りには少し早い時間でしたが、西日が差して海がとてもきれいでした。

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霧多布市街方面。市街地は霧多布岬側にありますが、霧多布が島のような所だというのがよくわかります。

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展望台はこんな感じ。こちらもよい岬でした。

 

ペンションポーチ

 宿泊予定のペンションポーチまで徒歩で向かいます。

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まずは下り坂を下りて漁港へ。

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アゼチ岬・小島・嶮暮帰島が見えます。

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霧多布大橋を渡ります。

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こんな景色の中を歩き進みます。通りは、普通の自動車道で、起伏はほとんどなし。勝手に、断崖絶壁の人通りのない道を歩くと思い込んでいたので、少しほっとしました。

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このあたりの家の庭先には、木製の三角の入れ物があります。

新聞受けのようで、それぞれのご家庭で、さなかや植物などのキャラクターで個性を出していました。しばらくするとセコマがあり、そのあたりから霧多布湿原に入ります。

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道路にそって、木道が設置されていたのでそちらに入りました。

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海のすぐ近くに湿原があるのです。

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宿泊予定の宿が見えてきました。15時30分にアゼチ岬を出発し、途中セコマでアイスコーヒー休憩を取り、17時5分に到着しました。徒歩1時間30分です。

釧路バスが霧多布温泉ゆうゆから厚岸・釧路までのバスを運行しているので、時間が合えば「びわせ学校」が最寄りになりそうです。

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海側の1人部屋でした。ウッディーで雰囲気がよく、とても快適。タオルもふっかふかで気持ちよかったです。

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食事も品数多く、どれもおいしかったです。
食後は、スライド上映があり、霧多布湿原などの自然について説明していただきました。