温泉津温泉街・沖泊・やきものの里(2020年10月西日本縦断旅行6日目)
温泉津温泉では、ゆっくりしたかったので2泊することにしました。
温泉につかり、周辺をぶらぶら歩いた1日です。
温泉津の朝
朝6時にアラームが鳴っているのかと思ったら、おそらく地元の短波放送で流れるメロディーです。漁港は早起きですね。
しばし周辺を散策しました。
温泉街から道を曲がって少し歩くと、すぐに山の中です。
基本的には杉林と竹林ですが、南国風のでかい植物も。
温泉街もそうですが、温泉津は山に挟まれた谷の部分に集落があるので、家のすぐ裏は崖です。
元湯
ぶらっとしてから元湯へ。朝6時から空いています。7時前に到着。
元湯の道路をはさんで反対側の駐車場には、飲泉設備がありました。
が、ボタンを押しても出てこない。
コロナの関係でお休みとのこと。
受付で450円支払い脱衣所へ。
鍵付きのロッカーがり、衣服を入れるかごもあります。かごは床に置いておきます。
左が熱い湯。右がぬるい湯。
お湯はじゃぶじゃぶかけ流されているわけではありません。
熱い湯は48度を指しています。ぬるい湯もたぶん43度くらいはあります。
はじめての方はこちらからと書かれた浴槽もあるので、まずはこちらから。
40度未満のお湯です。
そのあとぬるい湯で体を温め、熱い湯へ。
本当に熱いです。
足の先と手の先がひりひりして、数秒で断念。熱湯コマーシャル状態。
地元のお姉さんたちが、椅子に座ってのんびりしているので、まねして椅子に座って落ち着くまで休憩。
再度チャレンジし、10秒ぐらい入れるようになりました。
しかし、足の先が熱く、命からがら湯から上がります。
そして、再度椅子に座って休憩。
毎日来ているという地元の方に、温かく見守られながら、3回目のチャレンジ。
1分くらいは入っていられました。
なんだか細胞から大きな振動が伝わってくるような感じです。
すごいです。こんな温泉初めてです。
体を動かすと熱いので、首までしっかりつかって、動かないでじっとしているのがコツですね。
この時一緒だった方は、ほぼ毎日元湯に来ているとのこと。とにかく気持ちがよいとおっしゃっていました。
このあと長屋に帰り、1時間ほどうたたねをしました。いやー、最高ですね。
龍御前神社
御祭神は、大巳貴命・少彦名命・豊玉姫命・健磐龍命で、奈良天皇の天文元年に勧請されたとのこと。
この神社も岩山を背に建っていますが、右奥から登り階段があったので行ってみました。
階段を上り終わると坂道に。
上がりきると、ものすごい光景が飛び込んできました。
神社の名前の由来はこれですね。まるで、龍が乗り出しているようです。
もともとは、こちらの磐窟が本殿ようです。
屋根瓦もこんな感じ。龍?鬼?
温泉街を見下ろせます。
下に降りて、先ほどの龍の磐を見上げるとこんな感じ。下からは気づきませんでした。
沖泊
続いて、世界遺産の沖泊という港を目指します。
温泉津漁港の観光案内所ゆうゆう館を通りすぎていきます。
浜観音。岩の洞窟にお地蔵さんが祀られています。
漁港を歩き、途中から山のほうへ歩いていくと、トンネルが。ここをくぐります。
トンネルを抜けると、沖泊港。
右奥は櫛島という島です。櫛島城址もあります。また、こちら側(背中側)にも鶴の丸城址があります。もともとは、寇防塁の石見十八砦の一つで、そのあとは、山陰側の毛利水軍の拠点の一つだったそうです。
江戸時代には北前船の寄港地として栄えたところ。
まずは、恵比寿神社へお参り。
沖泊には特に何があるというわけではなく、駐車場があるだけ。
静かな海があります。
なぜここが世界遺産かというと、銀山から国内外へと銀を出荷するための港として鞆ケ浦の次に用いられた港だったからです。
よく見ていると動くものが。たぶんタコ。右は何でしょうか。
船をつないだ「鼻ぐり岩(はなぐりいわ)」がたくさん残っているとの情報をあとから知りました。
はじめて行くところは、しっかり事前学習が必要ですね。
港から集落のほうへ歩いてみましたが、すぐに行き止まりになりました。
やきものの里
もと来た道を途中まで戻り、山のほうからやきものの里へ向かいます。
2車線道路でたまにトラックが通過しました。途中には、総合運動場や住宅街なんかもありました。
しばらく歩くと、登り窯の屋根が見えてきます。
登り窯を下から見るとこんな感じ。
江戸中期の開窯で、戦前はハンドと呼ばれる水瓶の生産で知られ、海外にも輸出されていたそうです。
やきもの体験できるので、湯のみ茶碗を作りました。
手順やコツを教えてもらいながら、30分もしないで完成。
微妙な形ですが、完成後1か月程度で自宅へ送ってもらいます。
登り窯を上までの持っていくと、窯元が数軒あります。
こちらは森山窯さん。器が天日干しされていました。美しいです。
このあと、下り高を進み、温泉街へ戻ります。自然の傾斜に沿って集落や道があります。
温泉街へ向かっているつもりが、駅のほうに向かってしまいました。
途中スーパーで大田産のノドグロを購入。夕食にします。
薬師湯
長屋で一休みし、今度は薬師湯へ。
入り口を入り、入浴料500円を支払います。
浴室は1Fで、2Fと屋上で休憩できるので、ゆっくりしてくださいとのこと。
脱衣所も結構広いです。飲料水もありました。
浴槽は1つのみ。元湯よりかけ流し量が多いです。
温度は42~3くらい。
上がり湯として、新鮮で清潔な源泉をかけることを推奨していて、噴出口で温泉を体に当てないよう注意書きがありました。
が、私一人だったので、源泉すぐそばで新鮮なお湯をいただきました。
シャワーは4つありました。
2Fの休憩コーナー。ハイカラです。
右の写真の奥は、貸切風呂があるようです。
屋上です。左右の2か所があり、温泉街を見下ろせます。
反対側。ブランコもありました。
なんとコーヒーサービスもありました。
2日目夕食
スーパーで購入したのどくろをいただきました。
たんぱくながら、ほんのり塩味がおいしかったです。