陸 海 空 未開の地

交通公共機関を利用した、国内一人旅の記録です。

登別温泉(第一滝本イン宿泊)

旅の目的

約1年前に登別温泉に日帰りで行きましたが、寒くなってきたので、久しぶりにストロングな泉質の温泉につかりたいと思い、今回は1泊で登別温泉へ向かいました。

 

札幌~登別温泉

札幌~登別

札幌バスターミナルから高速室蘭号で2時間弱。片道1,880円ですが、幌別までの往復件を購入すると往復3,560円と220円お得です。

昨年乗車したときは、割と空いていて外国人は皆無だったのですが、今回は補助席も出るほどの満席。ほとんどが外国人で登別で下車しました。この1年でバス路線も知られてしまったのでしょう。

登別~登別温泉

10時35分乗車し、予定で11時18分到着予定のところ、11時25分くらいに到着しました。高速バスのバス停から、登別温泉へ向かうために、路線バスへの乗り換えが必要です。前回の経験から、徒歩5分の登別駅まで行かなくても、汐見坂というバス停まで3分ほど歩いた方が早いことを学んでいました。

ところが、バスを降りるとまもなく、目の前を登別温泉行きのバスが通り過ぎていきました。高速バスの遅れが悔やまれます。

登別温泉駅前まで歩き、11時40分のバスに乗車しました。

道南バスICカード非対応です。登別駅の構内に、バスチケットの販売機があります。片道340円ですが、往復チケットが640円と40円お得です。

足湯

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まずは足湯。バスの終点からさらに10分歩くと到着。雪が積もっていて、つるつるとよく滑る山道を歩く必要がありました。

川底に砂利が溜まっていて、昨年よりお湯の温度が低かった気がします。

温泉市場

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腹ごしらえで、温泉市場へ。鮭のフライ定食と、生牡蠣を頼みました。昨年おいしかった仙鳳趾を食べたかったのですが、今回は入荷がないとのことで、厚岸牡蠣をいただきました。こちらもつるつるおいしかったです。

登別地獄谷

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 チェックインまで時間があったので、地獄谷へ。何度来てもすごい景色です。

地面から湯気が立ち上り、まさに大地のエネルギーが発散されているような。

たくさんの外国の観光客が押し寄せても、エネルギーが吸い取られないというか。登別パワーの方が優っています。

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 日暮れ後はライトアップがあると知り、再度訪れました。通路に電灯が照らされているだけですが。。。

滝本イン

 宿泊は第一滝本館のとなりの滝元イン。普通のビジネスホテルですが、1名1泊11,000から500円引きで、10,500円でした。ツインの部屋で、冷蔵庫に冷たい水もあり、快適に過ごせました。

暖房が効いていて、温度調整ができないため、入浴後はあつかったですね。

このホテルにした理由は、第一滝元館の温泉が使い放題だから。第一滝本館は日帰りでも2,000円もするので、それが入り放題なら、いいかなあと思ったのです。

【公式】登別温泉の中心にあるリーズナブルで快適なホテル

第一滝本館

滝本インの玄関を出ると目の前は第一滝本館があります。通行手形は、滝本インの浴衣や草履。ルームキーでもOKです。

第一滝本館の玄関から大浴場までは、エスカレーターやエレベーターを乗り継ぎ5分くらいかかります。本当に広いです。

takimotokan.co.jp

温泉

第一滝本館の温泉の売りは、「日本の10泉質の半分がここだけで味わえる」こと。「金蔵の湯」(酸性緑ばん泉)以外は、温度調整のため加水されていますが、源泉掛け流しの贅沢な施設です。

 重曹

まずは、唯一のアルカリ性温泉(PH6.8)の重曹泉へ入りました。気分的には、毛穴の中からすっきりさせるイメージです。お肌のつるつる感がでてきます。

芒硝泉

次は、キズの湯とも呼ばれるPH2.2の強酸性温泉へ。ぬる湯で、とても、とろりなめらかなお湯でした。

食塩泉

大浴場のなかでも一番のが食塩泉。地獄谷に面しているので、景色も壮観です。第一滝本館のお湯は、全体的にぬるめで、ゆっくり浸かれる温泉です。しかし、もっと熱さがほしいときは、一番奥にある小さめの食塩泉がおすすめ。PH7.4の熱の湯食塩泉です。

酸性緑ばん泉

こちらは、PH2.6の酸性湯。入口から一番近いところにあり、唯一の加水なしの「金蔵の湯」も酸性緑ばん泉です。

硫黄泉

硫黄泉は露天風呂です。入浴中は、においは気になりませんでした。PH2.6で、入っていると体がピリピリするようなパワーを感じました。

翌日、帰りのバスでは、なんとなく自分が硫黄くさい気がしました。においはしっかりついてくるのだと感じました。

硫酸塩泉

硫酸塩泉は、第一滝本館ではなく、滝本インの1Fにあります。個人的には、このお湯が一番でした。小さめの浴室に、掛け流しの温泉で、温度も高めでたぶん43度くらいはありました。

みなさん、第一滝本館へ行くので、こちらの温泉はいつ行っても貸切り状態。間違いなく穴場です。

湯澤神社

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 翌日は、5時に起床し、第一滝本館の温泉へ。15時、19時、翌朝5時と入浴しましたが、どの時間帯も人はいるものの、浴場が大きいため、混雑している印象は受けませんでした。やはり、早朝が一番空いていて、金蔵の湯にも一人でゆったりつかることができました。

そのあと、日の出前に目の前の湯澤神社へお参りしました。

帰宅

7時からホテルでバイキング式の朝食を取り、最後は滝本インの温泉につかり、9時にバス停へ。ほどほどの混雑で、汐見坂バス停で下車し、高速バス乗り場へ移動。

9時22分発札幌行き(遅れていて9時30頃到着)に乗車しました。

帰りのバスも混雑していて、ほぼ満席。

硫黄の香りを プンプンさせながら、帰宅しました。

この日の夜は、珍しく寝汗をかきました。登別の温泉で血行がよくなったのか、体温が高めになっていたのだと思います。