道東の川湯温泉と知床の流氷を見る3泊4日旅行_1日目(川湯温泉)
2020年3月、新型コロナウィルスで緊急事態宣言が出される中、今シーズンが終わる前にと、以前から気になっていた川湯温泉と知床の流氷を見に、道東旅行へ急遽出発しました。1日目は川湯温泉です。
アクセス
【都市間バス】札幌07:40→13:05釧路駅[片道5,880円]
【JR】釧路14:14→川湯温泉15:47[2,100円]
【路線バス】川湯温泉駅15:55→16:05川湯郵便局前[290円]
釧路駅
予定より10分以上早く釧路に到着。雪は札幌より少なかったです。周辺を散策するほどの時間はなかったので、駅構内の待合室でおにぎりを食べて過ごしました。
昨年の夏とは駅構内のレイアウトが変わっていて、以前待合室だったところがコンビニに、待合室は、線路を眺められる場所に移動していました。上の右の写真は、待合室から窓越しに撮ったものです。広くてきれいですが、暖房は効いていませんでした。
乗車予定の網走行きの列車が到着。なぜかルパン三世号でした。
車窓からの釧路湿原
車窓からの釧路湿原です。雪がこんなに少ないとは。真っ白な雪原に、鶴がいるイメージだったのですが。。。
川湯温泉駅
川湯温泉駅で下車。駅前には川湯温泉までいくバスがもう止まっていました。
10分弱時間があったので、駅の隣りにある足湯をチェックしてみました。川湯温泉は強酸性ですが、こちらは一般的なアルカリ性のお湯のようです。
欣喜湯
とりあえずバスに乗ったものの、どこで降りるかは確認していませんでした。川湯温泉街に入り信号待ちしていると、真横に宿泊予定の「欣喜湯」さんを発見。下車ボタンを押し、郵便局前で下車しました。
宿
部屋は3Fの眺めの良い部屋でした。温泉地の温泉旅館という感じで、居心地良く過ごせました。
翌日気付いたのですが、エレベーターの裏に電子レンジがあったので、素泊まりでコンビニ飯に重宝しそうです。
温泉
温泉は、1Fフロントの奥で、中2階へ階段を上がります。入口前にダイヤル式の貴重品ロッカーがあるので、鍵の心配がありません。
脱衣所も広くて、入浴後に汗が収まるまでゆっくりできます。
浴場に入ると、40度の内湯と、沸かし湯があります。入ってすぐかけ湯の壺があるのですが、凄い勢いでかけ流されていて、温度も体感43度くらいの熱さでした。
内湯の右手のドアから階段を降りると、露天風呂です。
露天風呂といっても、半露天風呂。イメージとしては、屋根付コテージに浴槽がある感じです。外気が気持ちよく、かつ、温泉の良さを活かした内湯の雰囲気のある温泉です。
手前は40度。
真ん中が42度。最初にこのお湯に5分くらいつかって立ち上がり、隣りの39度へ移ったのですが、手足がピリピリ(皮膚ではなく中から)する感覚があり、ものすごい温泉パワーを感じました。2回目以降はそこまでではなかったのですが、刺激の強さは最強クラスだと思います。
左が39度。一番大きいです。ほかのお湯につかった後だと、ぬるいです。一休みに入りました。
お湯の色は浴槽によってがいますが、笹茶色です。 なめると、レモンの酸味と硫黄の苦みが混ざった強烈な味がしました。濃い!
強酸性のお湯ということで、入る前は肌への刺激が気になっていましたが、私は肌への刺激はまったく気になりませんでした。一応、出るときには最後に沸かし湯に入るようにはしておきましたが。。。
1泊2日で、15分×5回入りましたが、ピリピリするパワーを感じることはありましたが、湯疲れするようなことはなく、たっぷり川湯温泉を堪能できました。
PH測定結果ですが、真っ赤で、PH1は本物です。
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温泉街
欣喜湯から道路を渡ると足湯があります。川に足湯があって、足湯から流れたお湯がそのまま川を流れていて、川の中にベンチとかあって、どこからどこまでが足湯なのかよく分からないところです。
湯気がけむっていて、硫黄の臭いがだだよう、温泉街の雰囲気がとても良いところです。
温泉街はNobadyです。普段は違うのでしょうが、新型コロナの影響で海外からの客が消えてしまったタイミングなので、仕方がないです。
雪杜野外美術館
欣喜湯の斜め前に、森の中にライトがついているところがあったのでいってみたところ、野外美術館でした。運良く最終日だったので、中に入ってみました。(無料)
これは、何かの動力で動いているからくり人形みたいな物。
雪の中にいろんな展示があります。大きいのから小さいのまで。
よく見ると、いるんですよね。いろいろと。
一番右のですが、「うわっ、人がいる」と思ったら、展示でした。ほかのもそうですが、景色に埋もれているので、うっかりスルーしそうなのですが、ふと気がつくとそこにアートが、というところが面白かったです。
ポエムのは、通り側から中を見たときに気付いた物です。微妙に、庭園の雰囲気に馴染んでいて良いのです。
川湯神社
欣喜湯の目の前に神社があります。こちらの手水舎は温泉。しかもかなり温度が高い。温泉の手水舎は初めてです。北海道の神社の手水舎は、冬は凍結で使えないところが多いですが、さすが温泉街です。
森の散策
翌朝6時ごろから周辺を散策しました。散策コースがあることは分かっていたのですが、雪の中スノーブーツだけで大丈夫かわからなかったので、とりあえず行ってみることに。
川湯エコミュージアムセンターの横に、散策路の入口があります。「アカゲラの小径コース」という1周約1時間のコースにしました。数日雪も降っていなかったので、スノーシューなしでも大丈夫でした。
森の中を歩き、しばらくすると分かれ道があります。まっすぐ行くと「アカエゾマツの森コース」ですので、私は左へ。進みます
静かな森の中を歩きました。足下も良く歩きづらいところはありませんでした。
道も間違えないようロープが貼られ、コース方向へ矢印があるので安心です。
こんなところもありました。下をくぐりましたが、大きい人は大変そうです。
1時間コースでしたが、30分でまわれました。
今回は早朝の軽い散策だったのですが、ほかにも「つつじヶ原自然探勝路」という片道1時間で硫黄山まで行くコースや、「和琴半島自然探勝路」もあります。夏に来て、登山や散策路を巡って、温泉につかるのも良さそうです。