陸 海 空 未開の地

交通公共機関を利用した、国内一人旅の記録です。

滝野すずらん丘陵公園歩くスキー10kmコースとアシリベツの滝

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札幌市南区にある国立の滝野すずらん丘陵公園で、割と本格的な歩くスキーに挑戦してきました。

体験のきっかけ

 岳温泉スノーシューで森の中を散策した時、やっぱ少しは滑りたいなあ、と感じていました。事前に中島公園で練習し、次は、前田森林公園にしようか滝野すずらん丘陵公園にしようか検討し、コースの長い滝野に決めました。

 

アクセス

【電車】札幌→真駒内[290円](18分程度)

【バス】真駒内→滝野すずらん公園東口[450円](30分弱) 

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滝野すずらん丘陵公園行きのバスは、1時間に1本程度しかありません。真駒内の改札を出て、左に歩いて行くとバス乗り場があり、2番乗り場から乗車します。

公園内は3つのバス停がありますが、スキーのレンタルをする場合は、終点の東口が最寄りとなります。

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平日開園直後だと、駐車場もがらがらです。

  

滝野すずらん公園概要

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夏にも滝を見たり、丘陵のお花畑散策で来ていましたが、冬季は「滝野スノーワールド」となり、入場料無料のスキー場となります。

スキーだけでなく、歩くスキー・スノーシュー・チューブそりなど、冬のアクティビティーが盛りだくさん。

スノーシューレンタルはなんと無料なのですが、今回は歩くスキーにしました。

www.takinopark.com

 

園内の雪

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園内の歩くスキーコースは、枯山水の庭のように溝が作られていて、初心者でも滑りやすいように整備されていました。

普通に歩く場所も同様に整備されているので、スノーシューがなくても、普通の長靴やスノーブーツでも十分だと思いました。

 

スキーレンタル

場所

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東口入って少し歩いたところにある、カントリーハウスにレンタルコーナーがあります。 

 

申し込み

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入るとすぐ申込書記入コーナーへたどり着く動線になっています。名前、住所、電話番号、身長、体重を記入し、受付へ渡します。

 

料金

 歩くスキー料金は大人840円です。

ゲレンデスキーは大人2,960円なのでだいぶ安いです。

 

荷物

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受付の廊下を挟んだところに、コイン式ロッカーがあって、そこで靴を履き替え、靴はロッカーへ入れます。100円は戻ってきます。

更衣室もあったので、着替えたい人も大丈夫そうです。

 

歩くスキーコース

 

f:id:cynchroniciteen:20200228182024j:imageコースは6つあり、東口をスタート・ゴールとする1km、3km、6km、10km、16km、あと、渓流口をスタート・ゴールとする5kmコースがあります。

中島公園の600mコースで多少の自信もつけていたことから、勇気を出して10kmコースにしました。

キタキツネコースという、地図で見てもかなり広範囲を滑るコースです。

 

キタキツネコース10km概要

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みどりが元のコースですが、雪不足で迂回路コースとなり、オレンジのラインを書き足しました。

コースを滑っているときは、園内にあるざっくりした地図と、コースの立て看板で進みました。あまりに広いので、どこを滑っているのか、どこに向かっているのかまったく把握せず滑りました。

なんと、自分では時計回りに滑り始めたつもりで、「すずらんの丘展望台」で実際のコースと地図が違うことに戸惑い、雪不足のため迂回路もあると書かれていたので、迂回路かな、などと考えていたほどです。

たしかに、スタート・ゴールが同じような形なので、ようやく腑に落ちました。

 

スタート~⑤_溝のあるなだらかな上り坂
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 カントリーハウスを出て、スタートへ向かいます。コースにはこんんな感じでコース名と方向が書かれた案内があるので、この通りに進めば大丈夫です。

なだらかなコースには、スキー専用の溝があり、ここを進むと初心者でも滑りやすいです。

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 下を見下ろすと、もう一つのコースが。これはたぶん、10kmコースゴール間近の道です。

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なだらかな坂道を登っていくと、展望台のある見晴らしの良いところにでます。下にはそりゲレンデがあります。

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 展望台は休憩室になっています。上の階にも上れますが、1Fの休憩スペースで茶とおやつタイムです。

 

⑤~⑥_車道横の平らな迂回コース

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 「※歩くスキー10km、16kmは、雪不足のため展望台からそりゲレンデ方面へ下るルートがご利用できません。迂回ルートを設定していますので、展望台からは現地の矢印に従ってご利用ください。」とあり、おそらくここは迂回ルートをまわりました。(手書きオレンジライン)

おそらく、青少年の家の横の車道の横を通りました。

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車道から林道に入るところは、間違わないよう案内がありました。

右の画像はおそらく⑥辺りです。

この辺りまでは、登りも下りもなだらかで、初心者でも難なく進むことができました。

 

⑥~⑦_山の中の下り坂の多い初心者には難易度高いエリア
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この辺りから本格的なコースです。クロスカントリースキー感が強まります。

スキー経験は小学生のスキー教室のみの私は、緩やかな下り坂であってもスピードが出ると止まれなくなり、転んで止まるしかありません。本当に緩やかな下り坂も、ちょっと調子に乗って気持ちよく滑ると止まれなくない、5回くらいコケました。

正直、この辺り、ゴールまでたどり着けるか不安になっていました。

そこに、「長い下り坂注意」看板と、先の見えない下り坂。

とにかく、スピードを出さないように、板をハの字にして、膝を曲げて、腰を落とすことを心がけながら進みました。

不思議なもので、だんだん筋肉の使い方にも慣れ、スピードをコントロールできるようになっていきました。

 

⑦~⑧_まだまだ3km地点、山の中を下ったり登ったり

 このエリアも、山の中を下りメインで進み、下り終わるとのぼります。

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おそらく⑦辺りに「10kmコース3km地点の看板」。経過を示す看板に気付いたのは、はここが初めてです。体感的には5kmだったので、少しショックでした。

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「滝口」とかかれた、直角に曲がるポイントがあります。おそらく、コースマップ右下のカーブです。

 

⑧~⑨_溝のあるなだらかなコースがメイン
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4km地点の看板です。この辺りは再び道もなだらかになり、スキーコースにスキー用の溝が復活します。

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ようやく5km地点。この辺りに来ると、だいぶスキーにも慣れ、楽しみながら滑れるようになってきました。

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森の情報館です。

トイレや休憩コーナーが使えます。ここでお昼ごはんに用意していたおにぎりを食べてしばし休憩です。しかし、まだ半分。

 

⑨~⑩_溝のあるながらかなコースを楽しみながら進む

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 森の情報館を出発ししばらくして6km経過看板です。

この辺りも、なだらかで、スキー溝のあるコースを進みます。

 

⑩~⑪_林の中を唯ひたすら歩く
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右に鬼坂がありますが、10kmコースは左です。16kmコースは、1周目は左へすすみ、右から再度同じコースに戻るようです。

 

⑪~⑫_景色を楽しむ余裕も。登ったり、下ったり。
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緩やかに登ったり、下ったりしながら進みます。この辺りはコツもつかめかなり楽しめました。この日は天気もよく、青空に日差しがまぶしく、本当に恵まれていました。

 

⑫~⑬トンネルなど公園内の設備もちらほら見えてくる
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12時過ぎの園内の気温は-3.7度。歩くスキーを7kmもしていると、フリースでも汗をかくほどです。

コースには所々トンネルもあり、トンネルの中も雪が強いてあります。これは鰐口トンネルです。

  

⑬~⑱_ほかのコースと合流。山の中を登ったり下ったり初心者にぴったり

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 ⑬はヘアピンカーブです。16kmコースとはここで分かれ、6kmコースなどと合流します。

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⑱~⑳_少し急な下り坂も。慣れれば大丈夫。
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なだらかな下り、登りを繰返しながら進みます。空も青く気持ちが良かったです。

 

⑳~⑲園内の賑やかな雰囲気が伝わってくる
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ついに、9km経過看板。おそらくこの辺りは、スタートまもなく通過したコースの下を滑っていたのだと思われます。

 

⑲~ゴール_おつかれさまです

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ゴール手前はいい感じの下り坂。気持ちよくゴールできます。

イメージは、オリンピック選手が、滑り終わって落としていた腰をだんだん上げていく感じでゴールしました。

 

所要時間

途中立ち止まって写真を撮ったり、休憩したりしましたが,9時30分にスタートし、12時50分ゴールです。休憩や立ち止まった時間を除くと2時間30分くらいだと思います。1kmを15分のペースなので、普通に10km歩くのと同じ位でした。

 

初心者でも滑りやすいが、下り坂はスキーの基礎が必要

 10km歩いた感想としては、この日は天気が良かったためかもしれませんが、コースが良く整備されているので、全体的に滑りやすかったです。

ただ、本当に少しの下りであっても長く続くとスピードが出てしまいます。スピードのコントロールができないと苦労すると思います。

自分は幼少期に3泊でスキー教室に参加したことがあったので、なんとなく思い出しながら、4kmあたりになると、スピードをコントロールできるようになってきました。

 

どんな人が滑っているか

 平日の9時20分ごろから始めましたが、雪の状態から判断すると、1名先に滑っていました。そして、20人弱に抜かれました。(同じ人もいたと思う)

半分くらいは、格好も本格的、オリンピックのクロスカントリー選手みたいな感じです。のこり半分は、スキー愛好家といった感じで、みなさん難なく進んでいきました。

 

ゴールに戻ると、短めのコースを始める人が10人くらいいました。この辺りの方は私と同じ位のレベルです。

 

服装

 私は、Tシャツ、セーター、フリースの格好で始めましたが、途中でセーターは脱ぎました。

天気がよく、日差しもあったためか寒いとは感じませんでした。ダウンとかは暑すぎるので、ロッカーに入れておいた方がよいと思います。

 

カントリーハウスで休憩

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スキー板をh返却しに、カントリーハウスへ戻ります。

1Fにはレストラン、2Fはベンチがあります。ベンチでしばしお茶をしました。

 

アシリベツの滝へ

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せっかくなのでアリシベツの滝へ行くことにしました。この日は3割凍結との表示。アリシベツの滝までは、歩いて15分くらいの渓流口から7分くらいかかります。

ここで気付いたのですが、渓流口にも歩くスキーコースがあり、中央口から渓流口までは、歩くスキーの連絡通路なのです。いい感じの下り坂で、ここを滑って下れなかったのは、痛恨の極みです。

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渓流口到着。

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アリシベツの滝方面へ歩きます。今年は工事中のため、アリシベツの滝までは、歩くスキーコースは中止となっています。

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あと少しです。

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到着です。

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3割凍っていても、滝の音や水しぶきはいい物です。

凍った下から水が流れていました。

 

 

 

おまけ

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滝野すずらん丘陵公園の手前には霊園があり、なぜかモアイ象が。

バスの中から、雪の中のモアイを取ったので載せておきます。