陸 海 空 未開の地

交通公共機関を利用した、国内一人旅の記録です。

登別温泉+カルルス温泉

 旅のきっかけ

日本の温泉といえば上位にくる登別温泉。登別がどこにあるのか知らなくても名前だけは知っている。

一度は訪れたいと思っていたものの、札幌からの直行は午後発一本のみ。泊まり客用ですね。宿泊を調べてみたものの、どこもいいお値段。

でも行きたい!と思い、高速バスと路線バスの乗り継ぎで日帰りすることにしました。

 

札幌~登別

高速バスの往復割引で3,500円です。乗車件は札幌駅の窓口で購入します。

高速白鳥号道南バス)/高速むろらん号(中央バス)と時間によってバス会社が異なります。

予約は不要で

始発の7時30分札幌発、9時8分登別着予定に乗車。

か、登別で降りたのは9時40分でした・・・。9時32分の登別温泉行きがあったのにこれでは間に合いません。。。次は確か10時4分。予定は少し変更となりました。

 

登別駅前~足湯前

高速登別バス停から登別温泉行きのある登別駅前バス停までは5分ほど。

ところが、後もう少しでバス停というところで、「登別温泉行き」というバスがわたしを追い越していきました。

時刻表にはこんな時間のバスはないが。。。なぜ。。。前のバスが遅れたのかな?

 

 高速バスと路線バスの乗り継ぎについて

以下、後で気づいたことですが、メモしておきます。

登別温泉までの路線バスは4系統あります。

①登別駅前~登別温泉~足湯入口

②室蘭フェリーターミナル幌別本町登別駅前登別温泉

③室蘭フェリーターミナル若草小登別駅前登別温泉

苫小牧市立病院前苫小牧駅白老駅前登別駅前登別温泉

  • この②③は、高速と同じ登別駅に停車してから、登別駅前に停車するのです。(進行方向は逆なので注意)
  • ④も登別駅に停車してから、登別駅に停車。おそらく苫小牧方面からの交差点の手前で駅方面に曲がるため、バス停は高速とは異なると思われる。
  • ①②③④すべてのバスは、登別駅から登別温泉へ向かう途中に汐見坂というバス停に停車しますが、登別のバス停から徒歩2,3分の距離なので乗り継ぎ可能と思われます

おそらく、一本前のバスが遅れていたため、信号を渡ったところにあるバス停に向かっていれば乗れた。。。まあ、この時点で、バスが遅れることを想定していなかったので、知っていてもとりあえず駅へ向かったかも知れませんが。

 

登別駅前~登別温泉~足湯入口 

路線バスで片道330円。(たぶん)往復だと640円。JR待合室のバス用券売機で購入できます。

なんと、平日だというのに駅前には30人以上がバス待ちしていました。しかも大きなスーツケースを連れた外国人。カオスです。

9時4分登別温泉行きを待っていたのですが9時20分をまわってもいっこうにバスは来ず。なぜか9時25分発の足湯入口行きのバスが来ました。9時4分のバスはどうなったんだろう・・・。(まさか、間引き・・・)

このバス、登別温泉から来たらしく同じく大きなスーツケースを引いた外国人が大勢下車していました。

9時25分のバスは満席で増便が出た様です。

時刻表だと20分で登別温泉、そこから7分程で足湯入口です。が、乗客が多く、いろいろで、足湯入口まで30分ほどかかってしまいました。

 

足湯

当初、登別温泉周辺を散策して、2つくらい温泉に入ろうかなあ、と考えていましたが、バス停に溢れていた個人客以外に、ツアーの大型バスも多数きていたことから、登別温泉で温泉をゆっくり楽しむことは難しいのでは、と考え、以下の通り変更しました。

・足湯、地獄谷あたりを散策し、どこかで軽く食事。

・バスでカルルス温泉まで行く。

登別温泉に戻り温泉に入る。

ということで、まずは足湯。

足湯入口まで乗車したのは、私の他2名のみ。

さっきまでの人混みから人影のない道を10分ほど歩くと足湯の看板が見えてきます。

その先は、ほぼ山道。雪の山道を歩き「このまま進んで大丈夫だろか?」と心配になるころ、足湯が現れます。

一人用のシートがあるのでそれに座り、川に足をつけます。(雪は払われているところがあります)想像以上にワイルドな足湯です。

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足湯から上流を見ると湯けむりが。

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ここから先を歩いて地獄谷まで行けるコースがあるのですが、冬季は封鎖。元の道を戻り、地獄谷へ。

 

 地獄谷

硫黄の香り満載です。

地獄感いいですね。これは見ておいて良かった。海外から観光の方で溢れていましたが、皆さん満足されたのではないでしょうか。

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 仙鳳趾 牡蠣を食す

カルルス温泉には食事処はないので、温泉市場という海鮮、ジンギスカン等食べられるお店にしました。

とりあえず、1,080円の鮭フライ定食を頼み、メニューを見ていると、仙鳳趾牡蠣を発見。380円。生or焼きを選べます。迷った結果生にしました。見てください。縦に10センチ近くあり、厚みもたっぷり。

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大きさわかりづらいかも知れませんが縦10cm近くあります。

ジューシーで、ミルキー。するするっとのどを通り過ぎる。本当においしいです。これを食べられただけで、登別にきて正解でした。

お店は、あまりプッシュしていませんが、絶対に食べるべき牡蠣です。

www.onsenichiba.com

 

 登別温泉~カルルス

バスで20分程。片道450円です。

乗客は往復私のみ。ほぼ山道を進むとカルルス温泉入口の看板が見えてきます。

ガチ温泉感に期待が持てます。 

 

 カルルス温泉

カルルス温泉には日帰り湯が4つあります。

今回は、オロフレ荘と鈴木旅館の日帰り湯につかりました。

カルルス温泉は予想に反して、無味無臭、無色透明でした。

 

オロフレ荘(500円)

内湯4つと露天。一応温度が書かれていますが、体感的には全部一緒。

肌がとても良い感じ。しっとりしすぎず、つるつるしすぎず、なじみすぎず。

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内湯はこんな感じ。日帰り温泉感が強い。

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露天。開放感はありませんが、冷たい空気がきもちいい。

登別カルルス温泉 湯元オロフレ荘 ~緑豊かな山峡の名湯を宿泊、日帰り入浴でご堪能ください~


鈴木旅館(500円)

内湯3つ。高温、中温、低温がはっきり分かれています。

高温は源泉。熱いです。でもきもちいい。最高です。

床が木になっていて、木の枕を持ってきて木の床の上に寝転んであったまりました。結構長いこと寝転びました。

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手前から高温、中央、低温。


www.suzukiryokan.jp

 

どちらも一人でゆっくり楽しむことができました。また、休憩室もあり、うとうと昼寝もしてしまいました。  カルルス温泉にきて正解でした。

このあと16時5分の最終バスで登別温泉へ戻りました。

 

 夢元さぎり湯

温泉銭湯というカテゴリのよう。入浴料は420円。

公営かと思いきや登別温泉株式会社の経営する公衆浴場とのこと。でも、硫黄泉源泉掛け流しです。入口に入ったとたん、硫黄の香りが充満しています。

目の湯というみょうばん泉もあります。

でもここで一番よかったのは気泡風呂。ジャグジーのことですが、いままでジャグジーで気持ちよさ、心地よさを感じたことがなかったのですが、ここのは気持ちいい。

お湯の温度(かなり低い)泡の強さ、水深、すべてが絶妙にいい。たぶん、気泡が強いのだと思います。

sagiriyu-noboribetsu.com

 

 登別温泉~札幌

登別駅前までバスでいき、高速バスの時間に合わせて歩いて高速バスのバス停へ向かいました。

18時24分の便を待ったのですが、来たのが19時。寒くて死にそうでした。

しかも満席のため、次の増便に乗れとのこと。

ここで気づきました。登別駅前まで行かずに、汐見坂で下車して2分くらい歩いて高速のバス停に来ていれば、1本前のバスに間に合ったんだ、と言うこと。

でも、遅れているかどうかわからないしね。。。

 

 道南バス どうなんでしょうか?

今回、道南バスを利用したのですが、旅行者にとってホームページでの情報が少ないと感じました。(高速バスから路線バスへの乗り継ぎ、運賃の掲載)

また、ネットの乗り換え検索に、路線バスの情報が出てきません。

登別温泉自体が、割とお高めの価格設定の宿泊を前提としたところのため、路線バスで旅することを前提に考えていないのかも知れません。ホテルも旅館も送迎バスありますしね。

しかしです、

札幌~登別は、行きも帰りも30分以上遅れ、「遅れてすいません」的な反応がないので、逆に入念に時刻を調べ、予定通りに旅しようとする自分が貧乏くさく感じてしまいます。そういえば、室蘭に行ったときも、行きのバスが遅れ、予定の路線バスに乗れなかったんだ。

道南バス、注意が必要ですね。