釧路・摩周湖・阿寒湖0泊3日の旅
旅のきっかけ
2年前に釧路湿原と阿寒湖を巡る旅をしました。
その時、摩周湖や神の子池も組み入れたかったのですが、スケジュール的に難しく諦めました。
今回は、そのリベンジです。
しかし、釧路までも遠く、その上、摩周湖まではJR駅から1日2本のバスしかなく、神の子池はそもそもバスで行くことができない。
そこで、今回は摩周湖にターゲットを絞りつつ、1日で周辺も訪問できる以下のプランとしました。
【旅のプラン】
夜行バスで札幌から釧路へ移動→周遊観光バス「ぴりか号」に乗車→夜行バスで釧路から札幌へ移動
札幌→釧路
札幌→釧路間の高速バスは、「バス・スターライト釧路号」が1日5往復あります。そのうち1本が夜行バスで、札幌駅11:10、中央バスバスターミナル11:30発です。
往復割引で10,490円です。
平日でしたがほぼ満席でした。
鶴ケ岱(つるがだい)公園と春採(はるとり)湖
夜行バスは釧路駅に5時過ぎに到着です。「ぴりか号」は8時出発のため、早朝の計画を検討しました。
最初はおいしい朝食でも、と思ったのですが早くから開いているお店がなく、気になったお店も7時からと、移動も含めるとゆっくりできなさそうだったので、近隣の湖を散策することにしました。
ちなみに、朝食を検討したのは次の2店舗です。
【釧ちゃん食堂】
朝7時から海鮮丼を食べられるお店。釧路駅から徒歩25分。
【喰処 鮭番屋】
朝7時30分から営業。
海産物工場直売の食堂で、お店で好きな素材を選んで購入し、隣の炉端のある食堂でいただくスタイル。海鮮丼も食べられるし、新鮮な魚貝類を目の前で焼いて食べられます。新富士駅 徒歩18分
2年ほど前7時30分開店時に訪問し朝食をいただきました。おいしかったです。
早朝散歩のルートは以下のルート。
春採湖を目指す予定でしたが、途中の鶴ヶ岱公園を経由することにしました。
5:45分の鶴ヶ岱公園のひょうたん池です。霧ですね。いつもこんな感じみたいです。
隣にはテニスコートがあるのですが、シニアの方が10人以上テニスを楽しんでいました。
6:00春採湖到着です。霧でほとんど湖は見えません。
湖の周辺には散策コースや展望台があるので適当に散策です。だんだん対岸が見えてきました。
こんな感じの桟橋もあります。立ち入りは禁止です。
観光バスぴりか号
道東三湖 ~摩周湖・屈斜路湖・阿寒湖~ を巡る1日コースで大人4,600円です。
摩周湖までの途中、タンチョウ、キツネ、鹿などをみることができました。
霧のない摩周湖
メインイベントの摩周湖です。ガイドさんがおっしゃるには、これだけ晴れて澄んで摩周湖が見えるのは滅多にないとのことです。
湖面が青く美しく、鏡のような摩周湖でした。見られてよかったです。
ほんの数分後ですが、風で湖面に波がでて、鏡が消えてしまいました。その後もこの状態だったので、貴重な風景を見られたのだと思います。
展望台1Fの売店で夕張メロンを100円で売っていたのでいただきました。冷えていて美味です。
硫黄山
摩周湖から屈斜路湖方面へ向かう途中、岩肌露わな山が見えるのですが、それが硫黄山です。
到着すると硫黄の香りが。
目の前で硫黄がもくもくし、お湯もぐつぐつ。こわごわ水たまりに手を入れてみるともちろん熱々でした。
このあと売店で名物蒸し卵(100円)をいただきました。味はゆで卵です。
屈斜路湖(砂湯)
その後バスは、川湯温泉を通過し屈斜路湖の砂場で停車。
ここは、湖畔の砂を掘るとお湯が出てくるというアトラクションがあります。
さっそく掘ってみましたが、掘るとすぐお湯が出てきます。
が、熱々でそんなに掘っていられません。
ガイドさんの情報によると、掘り進めるとぬるくなるとのことでしたが、そこまで行けませんでした。
私の掘った穴ですが、ちいさくてお湯がよくみえませんね。
阿寒湖
最後は阿寒湖です。
約2時間の自由時間ですので、遊覧船に乗ることもできますが、以前乗ったことがあったので今回は周辺の散策にしました。
ちなみに、ここの遊覧船は湖に浮かぶチュルイ島に立ち寄り下船します。ここには、マリモ展示観察センターがあった、大きな野生のマリモを見られます。
遊覧船というともういいや、と思われる方もいると思いますが、この遊覧船はおすすめです。
まずは腹ごなし。「あずさ」さんでまりもラーメン。真ん中の海藻を丸めたのがまりも。スープをかけると色がみどりに変わります。
続いて湖畔の足湯。
が、お湯が熱すぎて引っかけるくらいしかできませんでした。
散策路を歩いてボッケをめざします。
阿寒湖もとても透明で美しい。
ここも透明な。水
静かで落ち着きます。
ボッケです。
ボッケは、泥がぐつぐつしているところのこと。
いやー。ほんと美しい。
ボッケからネイチャーセンターまで歩き、しばし休憩。
そして、隣の稲荷神社をお参り。
階段を登って稲荷神社へお参りさせていただくと、左奥にも建物があることに気づき増した。
奥の院です。
白龍神社といって天御中主之大神を祀っています。逸話に惹かれたので。貼っておきます
この後アイヌコタンで土産物を見る予定でしたが、そこまで歩く時間と気力もなかったので温泉につかることにしました。
公共浴場「まりもゆ」さんが定休日だったので、同じく500円で入浴できる「ホテル山水荘」さんにいきました。
浴槽は大きくありませんが、源泉をたっぷり掛け流しほどよい熱々感がよいです。
ゆっくりつかりたい所ですが、バスの集合時間があったので5分程の入浴で切り上げました。
向かいの「阿寒岳神社」から湧き出た温泉みたいです。
参考情報となりますが、「ピリカ号」に乗車するとチケットをもらえるのですが、阿寒湖を15:00頃出発する「ピリカ号」に間に合わない場合は、そのチケットで16:00発の路線バスに乗ることができます。
今回、路線バスにしようかどうか迷ったのですが、路線バスだと停車が多く、2時間程度かかってしまうため、「ピリカ号」で帰ることにしました。
釧路の夕陽
予定より早く16時40分頃釧路 フィッシャーマンズワーフ到着。
夕陽で有名な幣枚(ぬたまい)橋から。この日の日没は19時過ぎですのでまだ早いみたいです。
フィッシャーマンズワーフ2Fにある「港の屋台」は17:00オープンなので、日没まで少し早い夕食です。
ほっけ定食1,000円と生牡蠣をいただきました。
そして、夕陽です。
夏至から数日後のため、幣枚橋から夕陽を見ることはできませんでした。
釧路川の岸から眺める形となります。
ふみぞの湯
帰りのバスは釧路駅発23:50で予約していました。
日没が19:00過ぎなので、5時間近くあります。
近くの温泉を探したところ、「ふみぞの湯」という日帰り温泉施設がありました。
幣枚橋から5分程度のバス停(たしか十字街)から乗車し、くしろバス本社前で下車。歩いて2分程度です。
高速バスはくしろバス本社11:30発なので、乗車場所を変更し(電話連絡)、ふみぞの湯で残りの時間を過ごしました。
https://fumizonoyu.kushiro.jp/
施設は一般的な日帰り温泉施設という感じ。リニューアルされたようで清潔感もあります。
入浴料は440円と銭湯並みのお値段。
特徴としては、お湯がしょっぱいこと。海水に近いです。
ここまでしょっぱいのは今までにもほとんどありません。
釧路→札幌
23:30くしろバス本社発なので、11:10くらいに温泉を出ました。
そういえば乗り場はどこだろう、バス停の小屋にいればいいのかな?とも思いましたが、万が一乗り場を間違えて乗れないと大変なことに。
念のため本社建物まで行くと人が入っていく所だったので確認すると、本社ビルには一般用の入口があり、そこに待合コーナーがありました。
くしろバス本社から乗車の方は、駐車場まで来るまで来て高速を利用するパーク&ライドを利用する方が多いようで、駐車場を利用すればすぐ入口が分かったようです。
無事に乗車でき、帰路につきました。