陸 海 空 未開の地

交通公共機関を利用した、国内一人旅の記録です。

小樽散策

旅のきっかけ

6月初旬の礼文島旅行でうにを食べ損ない、それなら積丹のうに!と、積丹旅行を計画。

小樽発神威岬行きの始発は7:00。札幌~小樽始発の到着は6:59と微妙なため、小樽に一泊することにしました。

なんとなく小樽はいいかな、と今までスルーしていたので、初めての小樽旅行です。

 

龍宮神社

9:00過ぎに小樽駅到着。まずは、徒歩5分程度の所にある龍宮神社へ。

御由緒は、アイヌの祭場に榎本武揚公が自信の先祖である桓武天皇を祀ったとのこと。

その後、江差教派神道「龍宮教会」から宮司を招き入れたとか。

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御朱印をいただきました。「龍」が大きくて素敵です。

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御朱印を待っている間に、御由緒を読んでいると、最後に「平成29年、榎本武揚公が隕石より造られた神秘の力を持つ日本刀「流星刀」を榎本家より奉納され、社宝とする」との記載が。

調べてみると、榎本武揚がロシアに赴いた時、ロシアで目にした鉄隕石で作られた刀に感動し、富山県に落ちた鉄隕石を購入して刀鍛冶岡吉国宗に依頼し、5振つくられ、そのうちの1本とのこと。(2本は大正天皇に献上されたそうです)

一般公開はされていないとのことですが、なんとも気になる「流星刀」です。

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手宮洞窟

昨年、フゴッペ洞窟で壁画を見たとき、小樽にも壁画があることを知り、ぜひ見てみたいと思っていました。小樽市のHPによると、

1866年(慶応2年)相模(さがみ)国(現在の神奈川県)小田原から、朝里地区のニシン番屋の建設に来ていた、石工の長兵衛によって発見されました。

慶應2年に、番や建設のために、小田原から石工が小樽まで赴いていたのですね。ドラマを感じます。

一般的な観光コースとは逆ルートとなりますが、手宮洞窟保存館を目指しました。

途中、手宮線跡地という廃線した線路が散策路として残っているルートを歩きました。
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こんな感じの古くて頑丈そうな倉庫が建ち並びます。小樽は、古くて、重厚な建物が多く残っています。それが、街全体の雰囲気を作り出すノスタルジー感につながっているような気がします。
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徒歩20分程で到着。。。ですが、本日休館。

正に痛恨の極み。平日旅は、ちゃんと調べないとダメですね。
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地図をると「手宮緑化植物園」がこの山の上にあるようなので、坂道を上り向かいました。

手宮緑化植物園

サクラや、ボタン、様々な花や木々が管理されていました。展望台から小樽港の景色です。
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日本庭園風の池には、蓮の花も咲いていました。
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この日、一番の盛りはタンポポです。

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日本郵船小樽支店

先ほど、旧手宮線跡地を歩いていたとき、裏を通ったのですが、ひときわ大きな廃墟感ある建物があるとおもってたのですが、これでした。

大規模保存修理工事中のため外観のみです。
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道路を挟んで反対側には、運が公園があり、倉庫が休憩じょになっていたり、子供の遊具が中にあったり、トイレだったり、リノベされていました。
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小樽運河

小樽運河です。遊歩道を歩きました。意外と人も少なくて、ゆっくり散策できました。(途中までですが)
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小樽運河沿いには、こんな廃墟感ある建物も。
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旧大家倉庫です。「七」は、大家七平の「七」です。
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石は、札幌軟石を使っています。1891年に建てられたそう。世紀を超えて残っても、その良さは廃れませんね。
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小樽芸術村-ステンドガラス美術館

小樽芸術村は、3つの建物からなり、3館を巡る2,000円のチケット(コーヒー無料サービスあり)を購入し、まずは、ステンドガラス美術館から鑑賞しました。

19世紀後半から20世紀にかけて制作され、イギリスの教会の窓を飾っていたそうです。
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小樽芸術村ー旧三井銀行小樽支店

次に、旧三井銀行小樽支店。
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照明のスイッチですが、真鍮を何時間もかけて磨いて造ったそうです。素敵です。
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階段の滑り止めですが、角の部分に継ぎ目がありません。丁寧な仕事ですね。
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2階から見た銀行のカウンター。
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床は、リノリウム
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応接室
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壁紙は絹。
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こちらも応接室。
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反対側から見た、銀行カウンター。
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地下貸金庫。
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結露しないよう、貸金庫を囲むように回廊があります。また、鏡にすべて映造りです。
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天井には、映像作品の上映が。
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小樽芸術村ー似鳥美術館


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f:id:cynchroniciteen:20190611193141j:image境町通り商店街

この後、どこかで甘いものでも食べようかと待ちを散策したのですが、すごい人の多さです。あと、どこに行っても北一ガラスだらけです。

せっかくなので、ルタオの本店でチーズケーキいただきました。

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旧魁陽亭

人混みもメルヘン交差点まで。この先にも地図に文化財が載っていたので訪ねてみました。

一見すると、昭和の旅館風情の建物。20年前には、渋谷の円山町あたりにもこんな感じの旅館があったなあと思いました。小樽市HPによると、

「明治39(1906)年、日露戦争後の「日露国境画定会議」が日本郵船小樽支店で行われます。会議の後、海陽亭2階の大広間「明石の間」で大宴会が開かれました。

所有者は3回代わり、平成27年まで営業していたとのこと。そして、最後の女将は、ご健在のようです。

そして、現在、事業再生に向けたプロジェクトも立ち上がっているようです。

otaru-kaiyotei.jp

7月には、「魁陽亭 越治」がオープンするとか。気になります。
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夕方の小樽散策

本日の宿は、ゲストハウス糸さん。1泊2,800円。ドミトリーの女性部屋でしたが、私だけだったのでほぼ個室状態でした。とても清潔で快適な宿です。
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日暮れ前の小樽運河を散策しました。

運河側から見た倉庫ですが、表からみると、飲食店がほとんど。

中には、回転寿司やびっくりドンキーも。
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北のウォールストリートも。
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こちらは、文学館。元は、学校でしょうか?かわいいです。
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手宮線跡地沿いに、こんな感じの飲み屋が建ち並んでいました。

若干建物傾いている気もしますが。かわいいです。(この写真は早朝撮影しました。)

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