陸 海 空 未開の地

交通公共機関を利用した、国内一人旅の記録です。

高千穂峡・天岩戸神社・天安河原・草部吉見神社

 

コース概要

博多から高千穂まで日帰りのバスツーアーがあったので、事前に申し込んでおきました。

高千穂峡天岩戸神社天安河原草部吉見神社を1日で巡るコースです。博多駅前に8:50集合。大型バスで、30人くらい参加していました。

 

www.daiichikanko.com

 

神楽宿

高千穂峡到着早々に、神楽宿で昼食でした。

郷土料理をおいしくいただきました。

kagurayado.jp

 

高千穂峡

神楽宿から高千穂峡までは、歩いても5分少々ですが、バスで向いました。

少し後悔しているのが、昼食後30分くらい時間があったので、この時間を利用すれば高千穂神社へお参りできたかもしれません。集合が神楽宿だったのですが、高千穂峡の駐車場で合流してもよいか確認すれば、行けたような気がします。

f:id:cynchroniciteen:20200203175528j:image

駐車場から坂や階段を降り、高千穂峡へ。振り返ると歴代の橋が見えます。

「三段橋」と呼ばれていて、下から「神橋(石橋)」「高千穂大橋(鋼橋)」「神都高千穂大橋(コンクリート橋)」です。
f:id:cynchroniciteen:20200203175609j:image
f:id:cynchroniciteen:20200203175521j:image
f:id:cynchroniciteen:20200203175357j:image

渓谷沿いを歩きます。遊歩道が整備されているので、歩きやすかったです。
f:id:cynchroniciteen:20200203174500j:image

歩きながら呼吸をするだけで、浄化される感覚を味わえました。

この日は、曇り時々雨の予報でしたが、何とか天気が持ち、たまに日差しも見えました。
f:id:cynchroniciteen:20200203175428j:image
f:id:cynchroniciteen:20200203174436j:image

よく観光写真で見ていた、あのスポットに近づいてきました。
f:id:cynchroniciteen:20200203174429j:image

柱状節理が美しいです。
f:id:cynchroniciteen:20200203174943j:image
f:id:cynchroniciteen:20200203174415j:image

これは、鬼八の力石。三毛入野命(みけいりぬのみこと)と高千穂郷一帯を荒らしていた荒神鬼八(きはち)が争っていたとき、力自慢をするために鬼八が投げたといわれる石。重量は推定200トンだそうです。
f:id:cynchroniciteen:20200203174926j:image

見えてきました。真名井の滝です。天孫降臨の際、この地に水がなかったため、天村雲命(あめのむらくものみこと)が水種を移した「天真名井」の水が滝となって流れ落ちているとされているそうです。
f:id:cynchroniciteen:20200203175023j:image

貸ボートがあり、下から見る滝はまた迫力があるそうです。ツアーにはついていませんでした。
f:id:cynchroniciteen:20200203175602j:image
f:id:cynchroniciteen:20200203175447j:image
f:id:cynchroniciteen:20200203174635j:image
f:id:cynchroniciteen:20200203175500j:image
f:id:cynchroniciteen:20200203174555j:image

反対側から見た真名井の滝です。
f:id:cynchroniciteen:20200203175554j:image
f:id:cynchroniciteen:20200203175009j:image

真名井の滝の上にあるおのころ池です。水が透明で底まではっきり見えました。
f:id:cynchroniciteen:20200203175016j:image

泳いでいる鯉が、この感じで見えるのです。
f:id:cynchroniciteen:20200203175533j:image

集合場所はお土産屋さんの前です。帰りは、お土産屋さんのマイクロバスで駐車場まで送ってもらいます。

天岩戸神社

再びにツアーバスに乗り込み、天岩戸神社へ移動。

天岩戸神社は、西本宮と東本宮があり、今回立ち寄ったのは西本宮だけです。

下車してすぐに御朱印をお願いし、拝殿へお参り。

f:id:cynchroniciteen:20200203174617j:image

御神体の天岩戸は、拝殿後ろの遙拝所から拝めるとのこと。30分おきに神職の方に説明していただき、お祓いを受けた上で、拝殿横から遙拝所へ入ることができます。

遙拝所は写真禁止です。

f:id:cynchroniciteen:20200203175513j:image

御神木の招霊(おがたま)の木です。「天鈿女命、天岩戸の前に神楽を奏し給ふ時、其枝を持ちて舞はせ給へる神楽鈴の起源」と伝わっているそうです。

 

境内を出て、天安河原へ向います。途中には、「あまてらすの隠れCafe」など、メニューも女子力高そうな休憩スポットがありました。

天安河原

天照大神が岩戸にお隠れになったさい、天地暗黒となり八百万(やおよろず)の神がこの河原に集まり神議された」と伝えられる大洞窟です。

f:id:cynchroniciteen:20200203174610j:image

f:id:cynchroniciteen:20200203174449j:image

こんな感じの渓谷沿いを10分程度歩きます。
f:id:cynchroniciteen:20200203174442j:image

鬱蒼とした感じの洞窟にたどり着きます。


f:id:cynchroniciteen:20200203175437j:image

石があちこちに積み上げられています。
f:id:cynchroniciteen:20200203174626j:image
f:id:cynchroniciteen:20200203175540j:image

草部吉見神社(熊本)

ツアーの最終へ向います。こちらは、初めて知る神社でしたが、日本三大下り宮の一つ
。ちなみに他の2つは、一之宮貫前神社群馬県)、鵜戸神宮(宮崎県)です。

f:id:cynchroniciteen:20200203174422j:image

ごらんの通り、かなりの下り階段です。
f:id:cynchroniciteen:20200203175419j:image

主祭神神武天皇の皇子、彦八井耳命(ヒコヤイミミノミコト)です。 「日子八井命は、神武69年8月5日、日向国高千穂の峰より勅命を受けて草部の郷に来られ、住民を懲らしめていた大蛇を征伐し、大蛇が住んでいた「吉ノ池」に宮居を定めた。」とされています。

また、神八井命の御子・健磐龍命阿蘇大神)が下向の時之を迎えて、力を合わせて国土を開拓したともいわれています。

到着すると、数名の方が、お茶とお漬け物で歓待してくださいました。そして、男性の方が、神社のいわれなどを解説してくださいました。

本当は、宮司の芹口氏が解説してくださる予定だったそうですが、阿蘇神社の宮司さんの代理で阿蘇神社でのお勤めがあるとのことで、代わりの方の説明となりました。

芹口家は、彦八井耳命の子孫とのこと。

阿蘇神社の宮司職を世襲する阿蘇氏も、我が国で有数の旧家と言われるので、同じくらいの由緒ある神社なのだと感心しました。

f:id:cynchroniciteen:20200203175407j:image


f:id:cynchroniciteen:20200203174955j:image

ご神木の杉は、樹齢1000年です。
f:id:cynchroniciteen:20200203174546j:image

上から見るとこんな感じ。杉の森に囲まれた、とてもで静かで厳かな神社でした。

 

自分は関東の出身なので、身近な神社の伝承でに出てくる神話の世界の人物といえば日本武尊です。神武天皇の皇子がかつて住んでいて、その子孫が神として祀り続けているというのは、スケールが大きすぎて圧倒されます。

一見、地方の一集落の神社ですが、古事記と直接的なつながりを持つ神社だということがわかりました。

この神社をツアーに入れている第一観光さんの、企画力に感謝です。