小樽の気になる文学カフェ『魁陽亭 越治』
小樽の気になるカフェ
小樽市の指定歴史的建造物にもなっている旧魁陽亭の建物のたたずまいが好きで、再生計画があることを知り、興味をもっていました。
2月に「TEAROOM KOSHI-JI」という、伊藤整や小林多喜二が集った喫茶店が、先行してオープンすることを知り、行ってみたいなあと思っていました。文学カフェ&文豪バー&書斎ホステル『魁陽亭 越治』ということで、画像をみても大正ロマン感あふれる観光スポット的な印象です。
インフィニットルミナスという不動産投資会社が再生を進めているようです。
魁陽亭 越治
小樽駅から歩いて10分程度です。アーケード街を南小樽方面へ歩き、ローソンの2Fにあります。
入口を入り、階段をのぼりますが、調度品などかなりこだわっています。
店内は、洋風の丸テーブル席、窓際のテーブル席、座敷がありました。くつろぎたかったので、座敷を選びました。
インテアはかなりこだわっています。居心地もよかったです。商店街の中にあるので、常に宣伝の音声が流れていて、雑多な感じはあり、静かな文学カフェではないですね。 観光地なので、雑多感はOKです。
喫茶エリアの奥には、宿泊エリアがあるようです。
既にうに丼を食べていたので、かるくデザートメニューにしたかったのですが、食事メニューしかなかったので、カツレツサンドセットにしました。
サラダ・スープ・デザート付です。ドリンクはセットメニューだと半額でした。
ヒレカツサンドのヒレカツは、肉厚あり、肉汁があふれ、とてもおいしかったです。
デザートのアイスもとってもおいしかった。
観光向けの雰囲気カフェだと思っていたので、フードには期待していなかったのですが、なかなかよかったです。
本棚には、日本文学作品が並んでいます。一番下の隅っこに最近読んだ「とはずがたり」がありました。女性文学くくりなのでしょうか。他にも、昔の文学雑誌などがたくさん並んでいます。
人の本棚を見るのが好きで、どんな人なのか想像するのが楽しみです。こちらの本棚は、個人的な好みで集めたものではないと思われ、ビジネス感というかマーケティング感が高い気がしました。
不動産ファンド会社がマーケティングして作っているのだと思いますが、こういうコンセプチュアルなお店は、頭で考えすぎるより、店主の好みやこだわりで押し通していったほうがうまくいく気がします。
建物、内装、家具、料理、雰囲気など、とってもよいところなので、よい方向に進んでいくとよいと思っています。
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