つつじヶ原自然探索路で硫黄山へ_2020夏道東の旅5
川湯温泉周辺の散策路
3月に川湯温泉に宿泊したとき、早朝に雪の中を「アカゲラの小道」という散策路を1時間ほどかけて散策しました。
地図には、「つつじヶ原自然探索路」ものっていて、イソツツジのシーズンに散策したいとおもっていました。
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つつじヶ原自然探索路ルート
宿泊していた欣喜湯からエコミュージアムセンターまでは、歩いて3分程度。早朝6時少し前に出発しました。
針葉樹林帯
赤エゾマツの林を歩きます。早朝ですこし霧がかかる中、マイナスイオンをたっぷり浴びられた感じです。
熊よけの鈴を忘れてしまったため、スマホで音楽をかけながら歩きました。途中鹿共遭遇。前日の落石の鹿は一切逃げませんでしたが、こちらの鹿は逃げていきます。
広葉樹林帯
しばらく歩くと、森の雰囲気が変わって広葉樹林が増えてきます。ミズナラやシラカンバなど、北海道らしい森です。
イソツツジ帯
広葉樹林の森がおわり、ぱっと開けると、そこにはイソツツジが広がります。
6月が見頃なので、すでに枯れ始めていますが、ぽつぽつと白いイソツツジが咲いていて、一面にイソツツジが広がっていました。
あと二週間程度早ければ、満開だったかもしれません。
ハイマツ帯
イソツツジ帯とハイマツ帯はくっきり区切られているわけではありません。イソツツジの群生のなかに、ちらほらハイマツが増え始めます。
そして、そのハイマツも硫黄山に近づくにつれて枯れていきます。
硫黄山
硫黄山近くには、もはやハイマツもはえません。地面の噴気孔からは硫黄成分を含んだ水蒸気がモクモクとあがっています。
その他の植物
ハナゴケ
コケ類に見え、名前もハナゴケですが、これは地衣類という菌類です。オレンジ色の花のような部分の中には、胞子がはいっています。菌類が藻類に住処を提供し、代わりに藻類から栄養を受け取る共生関係にあります。
イソツツジ帯の地面をよく見ると、みつかります。
がんこうらん
熊が春になって冬眠から起き上がったときに、がんこうらんのこの黒い実を食べるそうです。