陸 海 空 未開の地

交通公共機関を利用した、国内一人旅の記録です。

つつじヶ原自然探索路で硫黄山へ_2020夏道東の旅5

川湯温泉周辺の散策路

3月に川湯温泉に宿泊したとき、早朝に雪の中を「アカゲラの小道」という散策路を1時間ほどかけて散策しました。

地図には、「つつじヶ原自然探索路」ものっていて、イソツツジのシーズンに散策したいとおもっていました。

 

cynchroniciteen.hatenablog.com

 

つつじヶ原自然探索路ルート

f:id:cynchroniciteen:20200711131545j:plain

つつじヶ原自然探索路マップ

f:id:cynchroniciteen:20200711131622j:plain

エコミュージアムセンター

宿泊していた欣喜湯からエコミュージアムセンターまでは、歩いて3分程度。早朝6時少し前に出発しました。

 

針葉樹林帯

f:id:cynchroniciteen:20200711131714j:plain

針葉樹林帯

赤エゾマツの林を歩きます。早朝ですこし霧がかかる中、マイナスイオンをたっぷり浴びられた感じです。

熊よけの鈴を忘れてしまったため、スマホで音楽をかけながら歩きました。途中鹿共遭遇。前日の落石の鹿は一切逃げませんでしたが、こちらの鹿は逃げていきます。

 

広葉樹林

f:id:cynchroniciteen:20200711131848j:plain

広葉樹林

しばらく歩くと、森の雰囲気が変わって広葉樹林が増えてきます。ミズナラやシラカンバなど、北海道らしい森です。

 

イソツツジ

f:id:cynchroniciteen:20200711132404j:plain
f:id:cynchroniciteen:20200711132014j:plain
f:id:cynchroniciteen:20200711132050j:plain
イソツツジ

広葉樹林の森がおわり、ぱっと開けると、そこにはイソツツジが広がります。

6月が見頃なので、すでに枯れ始めていますが、ぽつぽつと白いイソツツジが咲いていて、一面にイソツツジが広がっていました。

あと二週間程度早ければ、満開だったかもしれません。

 

ハイマツ帯

f:id:cynchroniciteen:20200711132716j:plain
f:id:cynchroniciteen:20200711132628j:plain
f:id:cynchroniciteen:20200711132811j:plain
ハイマツ帯

イソツツジ帯とハイマツ帯はくっきり区切られているわけではありません。イソツツジの群生のなかに、ちらほらハイマツが増え始めます。

f:id:cynchroniciteen:20200711133016j:plain
f:id:cynchroniciteen:20200711132930j:plain
f:id:cynchroniciteen:20200711133149j:plain

ハイマツ帯

そして、そのハイマツも硫黄山に近づくにつれて枯れていきます。

 

黄山

f:id:cynchroniciteen:20200711133100j:plain
f:id:cynchroniciteen:20200711133225j:plain
f:id:cynchroniciteen:20200711133303j:plain
黄山

黄山近くには、もはやハイマツもはえません。地面の噴気孔からは硫黄成分を含んだ水蒸気がモクモクとあがっています。

f:id:cynchroniciteen:20200711133337j:plain
f:id:cynchroniciteen:20200711133414j:plain
黄山

その他の植物

ハナゴケ

f:id:cynchroniciteen:20200711132538j:plain

コケ類に見え、名前もハナゴケですが、これは地衣類という菌類です。オレンジ色の花のような部分の中には、胞子がはいっています。菌類が藻類に住処を提供し、代わりに藻類から栄養を受け取る共生関係にあります。

イソツツジ帯の地面をよく見ると、みつかります。

 

がんこうらん

f:id:cynchroniciteen:20200711132450j:plain

熊が春になって冬眠から起き上がったときに、がんこうらんのこの黒い実を食べるそうです。