陸 海 空 未開の地

交通公共機関を利用した、国内一人旅の記録です。

西都原古墳群

 

コース概要

メインの目的地である西都原古墳は、宮交バスセンターから西都原古墳までのバスは1日2往復、所要時間約80分。バスの時間を軸にプランを考える必要があります。

休日の始発は10:10発11:27着。少々時間があるので、宮崎神宮ををお参りしました。

宮崎交通では、1,800円の「宮崎県内路線バス全線 1日乗り放題乗車券」があり、コンビニで購入できるので、購入しました。最初に乗車して降りるときに、運転手さんに券面に日付を書いてもらう仕組みです。

 

http://saito-muse.pref.miyazaki.jp/web/images/usage/宮交バス時刻表.pdf

 

宮崎神宮

ホテルは橘三丁目交差点付近でしたので、橘三丁目から乗車し最寄りで下車。

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初代神武天皇を祀っているだけあり、非常によく手入れのされた神社でした。境内には森もあったので、森の中を散策しました。

この日は、即位礼正殿の儀のため祝日。限定の御朱印もあるなど、比較的にぎわっていました。

miyazakijingu.or.jp

 

宮崎神宮~西都原古墳

[バス]神宮駅前10:28発~西都原着11:25

西都原古墳行きのバスは、神宮駅前も通過するので、宮崎神宮から歩いて向いました。

 

西都原古墳群

mppf.or.jp

西都原古墳はとても広いく、東西 2.6km、南北 4.2km の台地上に 311 基の古墳があります。

「西都原ガイダンスセンターこのはな館」のレンタサイクルがあるので利用しました。90分まで無料。

こちらで、地図をいただき、おすすめのまわり方をおしえてもらい出発です。

www.saito-kanko.jp

 

鬼の窟古墳

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遠くから望むとこんな感じですが。。。
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近くで見るとこんな感じ。

周囲に土塁を巡らせた全国で唯一の円墳だそうです。6世紀末から7世紀前半に築造されたものとのこと。中には入れます。

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石室は巨石で組み上げられていて、この巨石にまつわる伝承から鬼の窟の名前がついたとか。
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土塁の上からの眺めです。

ごらんのとおり、ちょうどコスモスのシーズンで、コスモス目当ての方でにぎわっていました。(古墳を巡っている人はほとんどいませんが。。。)

第1古墳群

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 一号古墳群とのことですが、古墳がごろごろしています。3世紀の末から4世紀にかけて前方後円墳が造営されたエリアです。

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そんな一号古墳の一推しは、こちらの13号墳です。模型もあり、中にも入ることが可能。

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大正 5 年調査で、三角縁 三神獣鏡や、まが玉(翡翠)、くだ玉 40 数個、 小玉(濃青色ガラス製)等の装身具、刀子、 鉄剣等が出土しているそうです。

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前方の方からの眺めです。
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第一古墳群の中をレンタサイクルでまわったのですが、古墳だらけです。丸山の上に棒が差してあってなにか○号とかかれています。大小古墳がごろっごろしています。
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こちらも古墳です。

 

第2古墳群

東側の細長いエリアに、39基の古墳がならんでいます。

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こんな感じです。
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171号墳は西都原古墳群唯一の方墳で、女狭稲塚の陪塚(ばいちょう)といわれているそうです。表面は葺石や円筒埴輪列で当時の状態が再現されています。

 

第3古墳群

北側に位置し、86基の古墳があります。111号墳は円墳の下に「4号地下式横穴墓」とよばれる九州独特の墓を有していて、中に入り、カメラの遠隔操作で見ることもできます。

 

西都原考古博物館

 

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こちらの博物館は、入場料無料です。

無料とは思えぬほど、展示物のクオリティーが高く、気合いが入っていることが伝わってきます。

西都原へ行くなら絶対にいった方がよいです。

saito-muse.pref.miyazaki.jp

ホームページも、古墳に関する情報提供が熱いです。

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展示品が興味深いのはもちろん、展示の仕方も素晴らしいのです。

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これはですね、ホログラむみたいな感じで、石室内部が展示されているかと思いきや、埋葬されている人が浮き上がってくるという、知らないで見ていたのでびっくりしました。

 

ラウンジ眺(博物館内)
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 たぶん、黒米ランチBで600円です。

http://saito-muse.pref.miyazaki.jp/web/images/usage/宮交バス時刻表.pdf

 

男狭穂塚(おさほづか)・女狭穂塚(めさほづか)

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男狭穂塚の案内版。

男狭稲塚は、可愛塚(えのつか)と呼ばれ、 天孫ニニギノミコトの御陵であるという 伝承が伝わっているため、明治28年に女狭稲塚も含めた万2千坪の地域が陵墓参考地に指定されています。よって、立ち入ることができません。

古墳と陵墓参考地の違いは大きいです。 

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中に入ることはできませんが、通路はありました。

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女狭穂塚はこちらから参拝しました。

女狭稲塚は九州最大の前方後円墳で、被葬者は仁徳天皇妃の髪長媛(かみながひめ)とも考えられているそうです。

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女狭穂塚を西側からみるとこんな感じです。

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男狭穂塚・女狭穂塚側からのコスモスもよかったです。
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記念すべき令和の即位礼正殿の儀の日に、瓊瓊杵尊の陵墓とされる場所を参拝できてよかったです。

 

西都原~宮崎市

[バス]西都原発15:03→宮交シティー着16:17

 

宮崎~博多

[高速バス]宮交シティ発17:13→博多バスターミナル着21:41 [3,970円]

 

フェニックス号はけっこう本数がでています。通常料金は4,710円ですが、事前予約で支払を済ませておくとかなり安くなるので、余裕を持った時間で予約しておきました。

一部フーパーフェニックス号があり、一部バス停に停車しません。

さすがに遠かったですね。

夜行便もあるので、夜行便にしてもよかったかも、と思いました。(宿代節約できますし)