北海道〜本州 船の旅(サンフラワー号)
旅のきっかけ
80年代のアイドル映画に、斉藤由貴主演「さよならの女たち」という作品があり、あらすじは忘れてしまったのですが、北海道から、もしくは北海道まで船で移動するシーンがあって、子供ながらに旅情感に憧れを抱いた記憶があります。
少し時間に余裕があり、調べたら、「パシフィックストーリー」という、札幌から東京駅までの連絡切符があったので、思い切って船の旅を選びました。
パシフィックストーリー
札幌〜苫小牧フェリーターミナル〜大洗港〜水戸〜東京駅
通常期間 エコノミーで9,990円です。
フェリーは予約が必要です。
札幌→苫小牧フェリーターミナル
中央バスの窓口で、連絡用チケットを購入します。
苫小牧フェリーターミナルまではバスは予約不要です。
札幌駅前バスターミナル15時発に乗車し、17時ごろ苫小牧フェリーターミナル着です。25人くらいがフェリーターミナルまで乗っていました。ちょうど冬休みが始まるタイミングだったので、家族連れも多いです。
商船三井のカウンターで、予約時に聞いた予約ナンバーとアクセスキーを伝え、チェックインします。
部屋番号の印字されたカードをもらいます。
乗船開始の17時30分を待ちます。
サンフラワー ふらの乗船
乗船口から渡り廊下を歩き、フェリーに乗り込むと、なんとエスカレーターで5階まであがります。
6階ロビーです。
客室などは5,6,7階なのです。
わたしは、ツーリストという雑魚寝部屋なので、指定された部屋へ向かいます。
10名程度の部屋です。女性用らしく、フロントのすぐ横のへやです。
雑魚寝といっても、カーテン仕切りがあり、一人づつコンセントもあります。
この日は、2家族と、女性一人旅2名でした。
こんな感じの部屋が、いくつかあるようです。
お風呂
出港は18時45分ですが、大浴場は開いているので、出港前に早速入浴です。
一番風呂いただきました。そこそこの広さで、サウナもあります。そしてとてももきれい。湯加減も満足です。
既に日が暮れていて景色が見えないのは残念です。
(おまけ)
朝は6時30分から入れるので、朝イチ風呂、明るくなってから太平洋眺めながらの入浴しました。いつ行ってもほぼ独り占めでした。
苫小牧〜大洗は女性は太平洋側でした。反対だと日本列島眺められるのでしょうね。
ロッカー、ドライヤー、ヘッドキャップ、冷水機があり、とてもつかいやすいです。
レストラン
朝、昼、晩の営業時間のみ利用できます。
私は朝食のみ利用しました。1,050円のバイキング。ビジネスホテルの朝食というところです。
ご家族連れや、学生さんなどは、パンやカップラーメンを食べているかたも多かったです。給湯室もあります。
朝からカップラーメン食べているちびっこが「朝から食べるカップラーメンおいしいね!」とか言ってて可愛かった。
海
デッキは寒くて、風が強くて、長居はできませんでした。吹き飛ばされそうでした。
苫小牧出港時。
日の出前。
金華山近郊。
なぜか、太平洋側、海の真ん中に風車?でしょうか。
検索すると洋上風力発電みたいです。
福島第1原発近郊。
船内
船内は必要なものが揃っていて、快適です。ひとつ失敗したのは、スノーブーツで来てしまったので、風呂などの脱ぎ着が面倒。売店で140円でスリッパを発見。購入しました。
船内サイトがあり、無料でスマホで映画を見られます。最近のハリウッド超大作から、日本のインディーズ映画まで、よりどりみどり。ついつい「未来の想い出」をポチリました。1992年森田芳光監督作品で、工藤静香主演です。
当時の工藤静香が、カトパンに似ていることを発見しました。どう思いますか?
船内イベント
この日は、夜9時と、翌日10時からバイオリンとギターのコンサートがありました。非日常感を味わえました。
大洗港着
13時30分頃には大洗港に近づき、45分には着岸。14時ぴったりに下船開始。
お車の方は、順番待ちで時間がかかるようです。
大洗港〜東京駅
15時発の東京駅行きのバスがありますが、私はせっかく大洗に来たので、一泊して大洗の日の出を拝むことにしました。
パシフィックストーリーのチケットは、バスが2日間使えるのです。
チェックインまで、マリンタワーに立ち寄りました。
まとめ
苫小牧〜大洗、中途半端な場所で、丸一日以上かけた移動です。また、LCCがある中で価格メリットは僅か。でも、満足度は高いですね。
特に、ちびっこ達が活き活きと走り回り、楽しそうでした。船で出会った子供同士、きゃっきゃ、いや、ぎゃーぎゃーして、「チャイルドルームで待ってるから」なんて誘いに来たり、たのしそうでした。小さなお子様連れにはおススメです。特に車で移動する方に良いと思います。
また、中国人を始めとした外国人もほぼいないので、なんとなくリラックスできます